About Facility
飼養環境について
私たちのヤモリの品質は、温湿度の最適化、作業効率の追求、徹底した衛生管理の相乗効果によって得られるものと考えています。それらを実現するために飼養環境はとても重要です。常に前述の効果が得られるように意識し工夫することを大切に心掛けています。
飼育設備について
専用スペース全体は空調の設定とサキュレーターにより室温は27〜28℃になるように調整しています。室内に設置された専用ラックのタブによって各ヤモリ毎に飼育スペースが割り当てられます。タブの天井面は蒸れないよう通気口が確保されています。またタブの底面奥にはヒートケーブルを敷いてこれをサーモスタットと接続することにより、内部の基本温度はおおよそ奥で34℃以下、手前で26℃以上となるように調整されます。
飼育用品について
水入れ、餌皿は陶器もしくは耐熱ガラスを用い、使用後は熱湯消毒後に乾燥させてから衛生的に再利用できるように管理されます。水は2日間隔、餌皿は1回の使用後に前述の消毒をしています。
糞掃除や給餌に使用するピンセットはタブを超えて使い回す事はせず、一度使用したピンセットは熱湯消毒用ビーカーに移されて熱湯消毒されます。
タブは定期的な床材(キッチンペーパー)の取り替え時に新しいものと交換します。使用済のタブは次亜塩素酸ナトリウムによる消毒殺菌、水洗い、乾燥を経て再利用されます。
ヤモリに触れる際には・・
ヤモリの健康のため不必要に触ることは避けますが、健診やお世話のために接触が必要な場合には次のいずれかの方法で接触します。これらは人の手に付着している可能性のある雑菌等からヤモリを守るために実施されています。
- 薬用石鹸による手洗浄
- ベンザルコニウムによる手の消毒殺菌
- ゴム製手袋による非直接接触