レオパードゲッコー|ヒョウモントカゲモドキ|ヤモリ

レオパードゲッコー|ヒョウモントカゲモドキ|ヤモリ|爬虫類|Leopard Gecko|Geckolog Herp

Look back on the season 2014

明けましておめでとうございます。

昨年は多くの方と良い出会いがあり、貴重な経験をさせていただきました。

昨年Season 2014と題した投稿で1年の活動計画を綴っていました。今読み返すと少し懐かしいです。2015年はどうするのか、想うところを綴ってみたいと思いますが、その前に2014年を少し振り返ってみます。

●ショーイベントの参加について

昨年は6月Blackout横浜、7月アクアリウムバス、10月ぶりくら市、11月とんぶり市に参加しました。2013年イベント参加数は3回でしたので、ひとつ上回りましたが8月〜9月あたりに忙しくて動きがとれなかったのが残念です。また関西圏のイベント(とんぶり市)に初参加することができたのは良い経験になりました。

●繁殖について

レオパードゲッコーで予定していたモルフはほぼ計画通りにいきました。Ember、Diablo BrancoといったRaptor系の人気どころをGeckolog Herpとしては初繁殖することができましたし、累代繁殖によってPatternless Radarを繁殖することができたのも大きいと思います。また今まで特に公表していなかったのですが、シーズン終盤にはStealthの繁殖にも成功。活動開始来の目標のひとつを達成することができました。

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Stealth = Mack Snow Radar Enigma
Produced by Geckolog Herp

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Stealth, hatch date: 2014-10-3
Produced by Geckolog Herp

 

しかし、失敗もあります。色々あるのですが思いつくトップ3を挙げてみます。

1. White & Yellow :

このモルフ国内で最初に人気がで始めのときから海外情報を参考にpolygeneではないかと考えていました。その後の市場に出回る個体をみてその考えは一層強くなります。優性遺伝ということでW&Yのラベルがつくのは解るのですが、W&Yらしさを強くすることができなければすぐに人気も価格も下がってしまうでしょう。そういう考えなので、流通初期にアメリカのブリーダーから直輸入した表現の強い個体同士でしか繁殖計画を立てていませんでした。

しかし2013年に大失敗しました。2014年は立て直しのために本命のメスを休ませたのですが、オスを数匹の別のメスと合わせるなどして判ってきたのは、このオスすごく下手なのです。執拗に甘噛みを繰り返しては位置を入れ替えてグルグル同じことを繰り返すので最終的にはメスに嫌われます。会って初回で決められないと二回目以降はもうメスが受け入れてくれません。無理やり交尾してもメスは逃げようとしますから交尾の失敗確率は高まります。しかしこうした行為からもメスは無駄に無精卵を抱える可能性があるのでタチが悪い。2015年はどうなるでしょうか・・・

2. Super Giant :

大人気の共優性モルフですが・・共優性ですか。そうですか。あまり多くは語らずにおきましょう。昨年の経験から思うのは、大きさを決める要素は血統よりも選択交配が重要ということ。頑強さのためにアウトブリードも意識して両立していく必要があるという事を感じました。いくらスーパージャイアントでも普通サイズと交配したらなかなか大きい子孫は残せないです。一般的なサイズの個体をジャイアントと表記するのも抵抗感があります。

3. hardwickii :

国内では雌雄のペアを早い段階で揃えることができていたので、期待していた昨年、有精卵が採れて浮かれていたのですがまさかの全滅。Incubatorを恨みましたよ。Incubatorを恨んだのには伏線があるのですが、その話はまたの機会にするとして、Incubatorの温度センサーの精度と位置にはこだわないと狙い通りの温度管理ができないので市販のもの(大抵は誤差が1-2℃ほどある)で期待した成果を出すのは難しかったです。そういう訳でOpen Incubator Projectを立ち上げようと思い立ったのですが、色々付け加えたい機能がでてきて、IoT(Internet of Things)の世界に行ってしまいそうになりました。あら、すっかりIncubatorの話になってしまいましたね・・・

 

●繁殖数について

2014年の生産数は168匹でした。販売する個体もある程度は育ててからというスタンスなのでこれは良くありません。多すぎでした。ブログの更新が滞った理由の半分はこれです。今年は繁殖を控えて手元の個体のケアをしっかりやりたいと思います。

 

●血統管理について

これは表計算ソフトからインターネット上のシステムへ移行しつつあります。数が多くなると表計算ソフトでは無理がでてきます。システムは独自開発する必要があったのですが、前述の通り個体数も多かったのでなかなか開発時間をとれずにいます。なんとか必要最低限の機能は実装できつつありますが、まだ実用的ではありません。全ての個体はユニークIDで登録されますので、販売個体を検索することで親情報も調べることができたり、写真の閲覧もできるという使い方をしたいと考えています。今年のイベントで展示できたら良いかもと思案しています(そこまで手が回ると良いのですが)。

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●新しい血統の導入

Skittlesが国内に入荷したのはおそらく2013年3月だったかと思います。Garrick DeMeyer氏による選択交配で作出された新モルフでした。GarrickはEmberを最初に作出したことでも知られている有名ブリーダーです。以前コンタクトしたときにはウィスコンシン州からの送料が割に合わず彼の血を入れることが難しかったのですが、Skittlesに魅せられた私は彼が次に参加するイベントとバイヤーの予定を確認して、Garrickに事前交渉した個体の買い付けをすることができたのでした。

2014年10月、イリノイ州のTinley Parkで開催されたNARBC(North America Reptile Breeders Conference)にてそれは適いました。参加予定を確認したのが7月、そこからメールで交渉を続けて、最終的に厳選した4匹の写真を送ってもらうことができました。そこから選んだ2匹が次の写真です。

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Skittles CB14
Produced by Garrick DeMeyer

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Skittles CB14
Produced by Garrick DeMeyer

 

●Webサイトでの通販について

法改正に対応してきたわけですが、やはり無理な問い合わせはありました。ざる法なので業界を見渡せばやり方はあるのかもしれませんが、スタンスは固まっているので変えることはありません。残念ですが結局は対応できないので、Webサイトから通販機能を削除することにします。

 

色々と振り返ってきましたが、総括すると、この趣味を長く続けるには品質と規模のバランスが大切ということを勉強した一年だったように思います。急に規模を大きくしたり、一定規模を維持しなければ成り立たないようなアプローチは結果的に短命に終わりかねません。今年はこの辺りを考慮して、小規模でしっかりやっていけるように準備する一年にしたいと思います。

そういうわけで2015年の繁殖は限定的になると思いますが、リクエストがありましたらなるべくお応えしたいと思います。

本年も宜しくお願い致します。